踵が痛いのはなぜ?歩行時の違和感・痛み
![](https://yorozuseikotsuin.com/wp-content/uploads/2025/01/31252431_s.jpg)
踵(かかと)の痛みは、歩行や立位を続ける中で多くの人が経験する不快感の一つです。踵は足の中でも体重を支える重要な部分であるため、痛みがあると日常生活に大きな影響を与えます。
- 歩き始めや朝起きたときに鋭い痛みを感じる
- 長時間立ったり歩いた後にじんわりとした不快感がある
- 踵の一部に腫れや熱感がある
痛みの程度や現れるタイミングは人によって異なりますが、いずれも早めの対応が必要です。
考えられる症状
- 足底筋膜炎
踵の骨からつま先に伸びる足底筋膜が炎症を起こすことで、踵に鋭い痛みを感じます。特に朝起きたときの一歩目が痛むのが特徴です。 - アキレス腱炎
アキレス腱が過剰に負担を受けることで炎症が起こり、踵周辺に痛みが現れます。 - 踵骨疲労骨折
スポーツや長時間の立ち仕事などで踵骨が繰り返し負担を受け、骨にひびが入ることがあります。痛みが強く、歩行が困難になる場合も。
なりやすい人
- 立ち仕事をしている人
看護師、工場勤務、販売業など、長時間立ちっぱなしでいる職業の方。 - スポーツをする人
ランニングやジャンプを多用する競技を行うアスリート。 - 足のアーチが低いまたは高い人
扁平足やハイアーチの方は、踵にかかる負担が増えやすくなります。 - 加齢による影響がある人
年齢を重ねると足の脂肪層が薄くなり、衝撃を吸収しにくくなるため踵に痛みを感じやすくなります。
予防方法
- 正しい靴を選ぶ
クッション性の高い靴や、足にしっかりフィットするサイズの靴を履くことで、踵への衝撃を軽減できます。 - 歩き方を意識する
踵から着地してつま先で蹴り出す自然な歩行を心がけましょう。負担が一箇所に集中しないようにします。 - 適度に休憩を取る
長時間の立ち仕事や運動の際には、こまめに足を休める時間を作ることが重要です。 - ストレッチや筋力トレーニング
足裏やふくらはぎを柔軟に保つストレッチを日常的に取り入れると、踵への負担を軽減できます。
治療と専門家のケア
踵の痛みが長期間続く場合や、セルフケアでは改善しない場合は、専門家に相談しましょう。
- 整骨院での施術
痛みを緩和する施術や、再発を防ぐためのアドバイスを受けることができます。 - 適切なインソール作成
足の形に合ったオーダーメイドのインソールを使用すると、症状の軽減に役立ちます。 - リハビリテーション
筋力強化やストレッチを専門家の指導のもとで行い、足全体の機能を回復させます。
まとめ
踵の痛みは、日常生活や仕事、スポーツに大きな影響を与えますが、適切な予防やセルフケアを行うことで軽減することが可能です。症状が続く場合は、早めに専門家に相談することをおすすめします。
当院では、踵の痛みを軽減する施術や、痛みの原因に合わせたケア方法をご提案しています。お気軽にご相談ください。